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その痛みは悪い姿勢の影響?!

最終更新: 2018年10月1日

皆さんこんにちは。夫婦橋鍼灸院の小嶋です。


皆さんはご自身の“姿勢”について意識したことがありますか?


子供の頃に、姿勢が悪いからなおしなさいと怒られた経験がある方も多いのではないでしょうか?


“姿勢”とは「体位(たいい)」と「構え(かまえ)」のことを指し、それぞれの動きに対応する身体部分の相対配置であり、身体を支える独特の形態と定義されます。


「体位」とは簡単に言うと、立位(たっている姿勢)、座位(座っている姿勢)、臥位(寝ている姿勢)などのことを言います。


「構え」とは頭、首、体、骨盤、腕、足などの相対的な位置関係を指します。例えば骨盤が後方に傾いている場合、骨盤は後傾位(こうけいい)などと表現されます。


では、悪い姿勢とはなんなのでしょうか?


皮膚、結合組織、筋・筋膜、関節などに障害があると、一部の筋肉に負担がかかり、エネルギーを過剰に消費する姿勢となります。これを悪い姿勢といいます。


※正しい姿勢では、姿勢を保持するために必要な筋活動やエネルギー消費が最小になります。


この悪い姿勢が、上記した組織に不快感(肩こり、足のだるさなど)や痛み(腰痛、腕のしびれなど)をもたらすことがあります。


悪い姿勢のきっかけは、日常生活のちょっとしたクセ(バッグを片側で持つなど)や、無意識のうちに動かしやすい方向へ優位に動かす(片足に体重をかけて立つ、足を片方で組むなど)などで、左右で非対称の筋肉が緊張して収縮した状態が継続してしまうことです。


特に、全身の筋肉の非対称な緊張が、少しずつ体への負荷となり、構えが不良となっていき、悪い姿勢が身についてしまうのです。


悪い姿勢による負担が大きいほど、筋肉、関節、靭帯、骨などに大きな影響を及ぼします。


すると肩こりや腰痛、関節痛などの様々な症状が生じやすくなります。


肩こりや腰痛などの整形外科的な症状のみならず、頭痛や心肺持久力の低下、バランス能力の低下など色々な面への影響は計り知れません。


悪い姿勢が、どのような筋肉のバランス不良から生じているものかを考え、その筋肉のバランス不良がなぜ生じているのか(ライフスタイルや生活習慣など)も考えていくことが、理想的な姿勢を取り戻すうえでは重要となります。


肩こり緩和のために、こっている部分のマッサージを行う…それで肩こりは改善するのでしょうか?


実際のところ、改善は難しいと思います。


マッサージを受けている瞬間は気持ち良くても、またすぐに肩がこり、頭痛まで生じる…こんな経験をした方も多いと思います。


肩がこるからといって肩だけに注目してもダメですし、腰が痛いからといって腰だけに注目しても症状は改善されません。


体は全身の“つながり”でできています。


根本的に症状を改善するには、その“つながり”を意識した姿勢の改善が必要になります。


ゆえに、鍼灸だけでもマッサージだけでも筋トレだけでもストレッチだけでも症状の改善には至りません。


大切なのは、「体全体のバランスを整え、正しい姿勢や正しい動き方を獲得する」という事なのです。


その為には、まず自分の姿勢や動き方のクセに気づくことが重要となります。


それらに気づいたうえで、継続的にその気づきを意識して改善することが大切なのです。


一日の中でも、信号を待っている時間や歯磨きをしている時、通勤電車の中など、ふとした時に思い出し、自分の姿勢を意識するところから始めていきましょう。


その後、最終的には無意識でも正しい姿勢をとっていられる状態になることが目標です。





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