皆さんこんにちは!夫婦橋鍼灸院の小嶋です。
緊張状態では、自律神経の交感神経が優位に働いています。
逆に、休息や睡眠などのリラックスした状態では、副交感神経が優位な状況です。
本来、生活の中で無意識に交感神経と副交感神経が切り替わっていますが、意識的に深呼吸をすることで、副交感神経を優位に働かせることができます。
忙しくストレスの多い現代、自然に呼吸をしていると一回の呼吸が浅く・短くなり、頻呼吸になり交感神経が活発になっている方が多くいらっしゃいます。
まずは意識して深呼吸を行い、副交感神経の働きを高め、リラックスできる時間を多く作りましょう。
また、深呼吸は腹式呼吸ですので、おなか周りの筋肉をつかいます。それにより、腸の動きが活発になり、便秘解消やダイエットの効果も期待できます。
便秘が解消することで体内の毒素を体外に排出できますので、二次的には美肌などの美容効果も期待できます。
さらに、内臓の動きが活発になり酸素がたくさん取り入れられるので、血液循環も向上します。すると、指先や足先などの末端冷え性の改善にもつながります。心拍数を下げて血圧を安定させる働きもあります。
【正しい深呼吸の方法】
深呼吸を無意識に行うことが難しいといった方も多くいらっしゃいます。何度も意識して練習することで、習慣的に深呼吸を行えるようになります。まずは、正しい深呼吸の方法を確認しましょう。
① 鼻からゆっくりと、肺いっぱいに息を吸い込みます。すぐに吐きたくなってしまう方もいますが、グッと我慢しましょう。息を吸うことに意識を集中します。
② 腹部を2.5~5cm膨らませるまで、深く息を吸い込みます。この際、座っていても立っていても、背筋を伸ばすと肺が膨らみやすくなります。
③ 口からゆっくりと、すべての息を吐き出します。吸い込む時の倍の長さをかけるほど、ゆっくり吐きます。
④ ここまでの①~③を、まずは5回繰り返して行います。慣れてきたら、10回、20回と繰り返すようにしましょう。
だんだん深呼吸が習慣になり、意識しないでも普段から腹式呼吸になります。
もしも、深呼吸が難しい場合には、ため息から始めてみることも良いでしょう。
浅い呼吸になると、息もたまりがちになります。ため息で息を吐きだし、そのまま大きく吸い込むことを繰り返していると、そのまま深呼吸へ移行できますので試してみて下さい。
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